その傍らで、ネットでは東北の精神科医のもとに訪れる患者が原因不明のだるさを訴えていて、抑うつ症としているという話が広まっています。去年の秋くらいから増えているようです。
去年の秋といえば、首都圏でも爪がはがれたり、鼻血が出たり、脱毛があったりという症状がネットで報告され始めたころです。酷い下痢の症状を訴えていた放射能被災地の住民もいました。
広島の原爆症を診療してきた肥田舜太郎医師は、福島原発事故直後に、秋から下痢や脱毛などの被曝の症状が出て来るとおっしゃっていました。
また、ぶらぶら病と呼ばれる被曝が影響の倦怠感と無気力に襲われる精神病についてもしばしば言及されています。
福島原発事故後の症状の現れ方を見ると肥田医師の予想通りになっているように見えます。
福島で割合の増えている原発事故関連のうつ病は、マスコミの報道では放射能被曝の恐怖で片付けられていますが、ネットでの東北の精神科医の話は、肥田医師のおっしゃるぶらぶら病の症状そのものです。
ベラルーシで被曝患者の治療を続けた菅谷松本市長は、放射能汚染地での子供が疲れやすくなり、知能にも影響が見られると報告されています。
ベラルーシで被曝治療を続け、遺体解剖で体内の放射性セシウムの分布を明らかにしたバンダジェフスキー博士は、筋肉だけでなく内分泌系や脳にも放射性セシウムが溜まっていることを明らかにしました。博士は、神経系にも放射能が悪影響を及ぼしていると明言されています。
肥田医師は外観に現れる症状として臨床的にぶらぶら病の存在を明らかにされました。
菅谷市長は、子供の症状に疲れやすさという(ぶらぶら病に似た)症状があることを伝えられています。
バンダジェフスキー博士は、解剖によって病理学的に、精神的な病と見られる症状の原因を追究されています。
被曝の影響について、肥田医師から菅谷市長、バンダジェフスキー博士の説明がすべて通じています。ネットでの精神科医の話もこれらの方々の説明と一致します。
現在福島で増えているうつ病を放射能被曝の恐怖だけで片付けて良いものでしょうか。